転職力は働く者の大きな武器

手前味噌ですが、このブログのアイキャッチ画像は先月に出させていただいた私の著作です。転職について本を書きました。本のタイトルは「英語転職の教科書」とありますが、英語を使う使わないにかかわらず、転職というものの考え方、そして転職しようがしまいが、会社という組織の見方と付き合い方を書いた本です。すべてのサラリーマンの方々にエールを送るつもりで書きました。

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転職というと、したことはない、しないに越したことはない、と思われる方も多いかと思います。実は私は11回の転職を経験しました。会社の業績悪化や買収などにより仕事がなくなって転職を余儀なくされたこともありますし、キャリアアップで転職した場合もあります。この転職、もっとポジティブに考えて、社会人として生きていくのに必要な要素だと考えてはどうかと思っています。

 

ブラック企業が社会問題になっています。これとの絡みで転職を考えてみましょう。そもそも、ブラック企業がなぜ存在しうるのでしょうか?

 

理由の一つに、会社を辞めてしまうと、次に正社員になるのがこのご時世は難しいため辞められない、というのがあるでしょう。もう一つに、これは生活の糧を稼いでいる学生さんなどに多いのですが、蓄えがないために失職した場合に生活が立ち行かなくなるため、辞めるに辞められない、というような場合です。

 

最初の理由がまさしく、転職に関することです。転職が当たり前の社会になっているとブラック企業が存在しにくくなります。労働市場が流動化すれば、無茶苦茶なマネジメントをする会社なんかすぐ辞めてやる、辞めても仕事はすぐある、という状況になるからです。

 

もちろん、政治的側面からは時間外労働の制限や罰則規定の強化など、一罰百戒というと大げさですが、規制強化のためのしっかりとした法整備を行っていく必要があります。一方で、我々働く者としても「ブラック企業ふざけるな!辞めてやる!」と言えるくらいに、転職力、英語でいうとエンプロイヤビリティを高める努力を日頃から行っておこうということです。

 

今の世の中は、世界の亀山工場と謳われた、あのシャープでさえ外資系企業になってしまう時代です。シャープの経営者の方々も、良かれと思って判断した液晶テレビへの投資でしょう。それが失敗だったということ。本当に何が起こるか分からない世の中ということです。退職を余儀なくされる事態に遭遇することもある訳です。この激変の時代を生き残るためにも転職力、エンプロイヤビリティを高めておこうというわけです。

 

強者の論理だ、と言われそうですが、常にある程度の準備をして自分を高めておくことは生活防衛上の観点から避けられません。もちろん、失業に対するセーフティーネットである、失業手当や求職のための能力開発補助を政治の力で完備することが必要です。民進党はその面でも人への投資を重視しています。一方で、我々自身も、ある程度の準備を普段からしておこうというわけです。

 

もう一つの「蓄えがなく、辞めるに辞められない」というのは本当に深刻です。学生さんのように、知識的にも豊かでなく、無茶苦茶な経営者の要求をのんでしまう。先日もブログに書きましたが、コンビニエンスストアでアルバイトしている高校生が欠勤して代わりを見つけられなかった場合に罰金を取られていた、というものです。

http://nori-murakami.jp/blog/?p=145

これについては、本当に政治的な手助けが必要です。労働者の権利を蔑ろにするような行為は、断固として対処する法整備が必要なのは前述したとおりです。労働組合の皆さん方も相談窓口などを設けてやっておられますので、提携することが重要だと考えます。

 

ブラック企業に絡めて転職力の重要性を書きましたが、シャープの例も併せて考えると、現代のような激変する世の中では、我々働く者の準備として常にエンプロイヤビリティを高めるための努力が必要だと痛感しております。

 

宣伝で恐縮ですが、是非、拙著をご一読いただければと存じます。

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