大阪維新の松井一郎市長の政治スタンスの恐ろしさ

批判を受け付けない独裁の維新政治

大阪維新の松井一郎市長が「緊急事態宣言が遅きに失した」という批判があることに対し取材でコメントを求められ「野党は家に篭って出てくるな。野党の質問は森友や桜ばかり。我々は行政を預かっている」という暴言。維新の政治に対する危険極まりないスタンスが露呈している。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14433809.html?iref=pc_ss_date

https://gunosy.com/articles/eiam9

行政を預かってない者は口を出すな!というのは、野党の行政チェック機能を蔑ろにする独裁の発想だ。まさしく維新に染みついた考えなのだろう。行政の長は、批判を受け止め次に繋げるのも責務。そんな当然のことさえ分からないのが大阪維新の松井市長である。

事実誤認の大阪維新の松井市長

立憲民主党の枝野代表は「2月から緊急事態の宣言も含め、その宣言も視野に新型インフルエンザ等対策措置法の適用を求めてきた」と発言している。そもそも既存の特措法があるのに、それが民主党政権時に成立したことが気に食わないのか、普段は法解釈を都合よく変えたがる安倍政権なのに、今回は既存の特措法は新型コロナには適用できないとして改正法を出そうとした。立憲民主党は、事態の緊迫性も考慮し成立に協力している。3月上旬に成立後もなかなか緊急事態宣言を出さず感染者が増加、国民アンケートにも見られるように「政府が遅きに失した」と批判されるのは当然である。

維新の松井市長の「コロナウイルス問題が発生しているのに、森友と桜しかやってない」というのも事実誤認が甚だしい。野党議員は役割を分担して、様々な質問をしている。維新の市長は偏ったネットニュースか、テレビの都合の良いところだけ見て判断しているか?情報の真偽も確かめず判断し暴言吐くような大阪市長、大阪は危険極まりない。

赤木俊夫さんの自死に思いを馳せられない維新の松井市長

森友事件では、真面目にお仕事をされてきた公務員の赤木俊夫さんが自死されている。この森友事件に関する質問をすることの何が問題なのか?これを軽く扱えというのか。松井市長は赤木さんの死の重さに考えが及ばないのか?公務員の一人くらいどうでもいいと思っているのか?と疑ってしまう。政治の私物化、公文書の改ざん・隠ぺい・破棄というのは、権力でいうと最悪の犯罪。そして一人の公務員の方が命を絶たれているのだ。

安倍晋三首相がきちんと説明し調査すれば済むこと

そもそも安倍首相がきちんと説明なり調査をしさえすれば、野党もそれ以上追及する必要もない。国民アンケートでも不十分さが指摘されている。批判されるべきは、追及せざるを得ない状況を作っている安倍政権なのだ。「この緊急事態に桜や森友の質疑をするとは何事か~」という批判は、はっきり言って、泥棒が「俺を逮捕するより、災害対策が大切だ」とってるようなもの。それを擁護する維新の松井一郎市長は、安倍政権の提灯もちそのものだ。

村上のりあつ【衆議院】大阪府第1区総支部長
大阪生まれ、大阪育ち。 同志社大学卒業後は主に東京で仕事をし、アメリカのイェール大学では経営学を学びました。 コンサルティング会社、グローバル企業であるロイター通信やフォード自動車等では人事の責任者として経験を積み、長年ビジネススクールの講師も務めております。 グローバルと日本の両方の経験を、是非とも大阪の皆さんとともに国政に活かしたい、その思いでいっぱいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です