安倍首相の呆れた解散劇。本当にやるのでしょうか?

安倍首相が解散を言い出しました。臨時国会が開かれる9月28日にすぐにでもという報道も出ています。これは正直、信じがたい情報でした。もちろん総支部長である私は選挙の準備に向けて動いている訳ですが「本当に今やるの?」という気持ちが正直なところです。

 

まず、北朝鮮のミサイル脅威はどうなるのでしょうか?Jアラートは本当に意味があるのか?子供たちが防空頭巾をかぶって身を丸くするとか、過度に恐怖心を煽っているのではないか?といった報道も聞かれますが、北朝鮮のミサイルは脅威に違いありません。こんなものが頻繁に、宇宙空間とはいえ日本の上を通過している中での解散とは、危機管理上いかがなものかと思います。

 

次に、森友学園と加計学園の疑惑。森友学園は籠池理事長が起訴されていますが、またぞろ怪しげな録音テープが出てきています。財務省の役人が譲渡価格ありきで籠池氏と交渉しているといった内容。これが本当なら、現国税局長官である当時の佐川財務局長の国会答弁はウソということになります。安倍首相夫人である昭恵さんの関与疑惑も解かれていません。加計学園では、安倍首相ご自身の関与が疑われたままである上、更には加計学園の建築費補助金の水増し疑惑も出てきています。

 

これらを追及される国会が始まるや否や解散とはいくらなんでも「逃げる」そのもので、驚きを隠せません。安倍首相はこれまで丁寧に説明すると言い続けてきたにもかかわらず、明らかな隠ぺいではないでしょうか?加計学園については 70%を超える国民が世論調査で説明不足と言っています。ここでまた逃げるのか?言行不一致は激しすぎます。

 

そもそも野党は6月末には憲法53条に基づいて臨時国会召集を要求していました。召集までの期限規定が憲法に明記されていないとはいえ、これを3か月も引き延ばした挙句に突然解散とは。憲法を軽く見るにも程があるのではないでしょうか?

 

仕事人内閣といって鳴り物入りでできた内閣も、国会での活躍は見られないまま。あの内閣改造は何だったのか?支持率改善を狙って、稲田前防衛大臣を隠して質問に立たせないための改造だったのでしょうか?

 

「首相のご意向」で疑惑となった前官房副長官である現幹事長代行の萩生田光一氏は「北朝鮮の危機が迫っている中で、2015年に強行採決した安保法制が機能するか国民に理解していただく」というようなことをおっしゃっています。しかし、そもそも安保法制の問題は、自民党が国会に招致した早稲田大学の長谷部教授さえもが憲法違反と主張したくらい、つまり立憲主義が蔑ろにされたことです。だいたい機能するかどうかを選挙で問うのも意味が分かりません。信を問うということをおっしゃっているのでしょうか?安保法制の信を問うて解散するのであれば、あれだけ憲法違反と騒がれたわけですから2015年に法律を通す前に解散すべきです。

 

明らかですが、安倍首相の本音は、選挙に勝てるタイミングで良さそうなところを選んでいるということなのでしょう。残念ながら我が党もバタバタしており、選挙を戦うに万全とは言えません。さすれば政局的にいえば、安倍首相のやり方は多数を取るにはその通りなのでしょう。しかし、それにしても大儀が無さすぎる。さすがに安倍首相そこまでやるんですか?というのが私の感想です。もちろん来る以上は、選挙は全力で戦います。