こどもは社会で育てる!

今日は森友学園の籠池理事長の証人喚問でメディアは一色です。もし国民の共有財産が不当に安く払い下げられたのであれば大問題です。それに口利きなどで関与した政治家はいるのか?更には安倍総理や昭恵夫人の関与はあったのか?など、これはしっかりと解明していただきたいところです。

こども手当よかった!の声

という私は、今朝も変わらず街頭での訴えを続けさせていただいております。今日は特に道行く人からのお声掛けが多く、モチベーションが上がりました。声がかけられなくても高いモチベーションの維持が必要なのは当然ですが、やはり激励されると盛り上がります。演説の中で子供の貧困について語っているとき、出勤途中と思われる男性から「こども手当は良かったよ。今は子供大きいのでもらってないけど」と言われました。

まだまだ記憶に新しいとおもいますが、こども手当が民主党政権時に導入されました。その前の自民党政権時代は児童手当と呼ばれており、民主党政権ではこども手当、さらに自民党政権になってからは児童手当と名前は変遷しています。ただ、金額でみると民主党政権時代に増額された水準が維持されています。こども手当はその頃バラマキだと自民党からは批判されましたが、この支給水準はまだ残っているということです。

サポートの支給方法については議論はある

こども手当はお金を支給するため、それが適切に使われるか?どうかという心配がされていたことは確かです。もちろん親御さんが使う訳ですから子供のために使われていると思いたいところですが、そうでなく親御さんのみの遊興費に使われることもあるかも知れません。また、子供のために使うにしろ、今は我慢で将来のために使おうとして貯蓄に回る可能性もあるかも知れません。それはそれで将来の糧になるので悪い話ではないのですが、支出した財源が貯蓄に回ると短期的な経済効果的には好ましいことではないでしょう。ただ、子供への投資は経済効果的にいいというのは以前ブログに書かせてた抱いた通りです。

この解消には現物支給、という方法があります。つまり、授業料や教科書、学生服、体操道具、ランドセル、給食、卒業アルバム、修学旅行といったように現物で支給すれば確実に子供に届くし、経済効果的にも実際に購入され消費されるためプラスに働くということです。私はこちらの考えに賛成です。

こどもは社会が育てるもの!という理念

こども手当を支給したり現物支給したりするのはいいが、所得制限を付けるべきという声もあります。高額所得者にそれ以上援助する必要はないではないか?ということです、これも一理あります。ただ、フランスに見られるように「子供は社会全体で育てていくもの」という理念を中心に据えればあり得る制度ではないかと私は考えます。また、一律支給は、これも以前ブログに書かせていただいたベーシックインカムのように管理コストが下がるというメリットがあるわけです。

経済効果の前の理念として、私は「子供は我々大人の宝、だからこそ社会で育てる」というあるべき論として考えるべきではないかと思います。前にも書かせてもらいましたが、「同じ日本人というか、例えばご近所の子供たちが困っていたら助けてやりたいと思うけど、それは普通でしょ」「自分には子供はいない、でも自分が払った税金で他人の子供でも勉強が続けられるなら、是非そうして欲しい」というコメントを聞くことがあります。正式な統計ではないのですが、以前観ていたテレビ番組ではおおよそ70%ほどの人がこういった考えに賛成でした。

同郷愛というか、こういった普通の考えをさらに高まることが必要ではないかと思っています。一方で、経済効果的なものも考えないといけないので、支給の方法としては経済効果的にもいい現物支給でサポートしていくことがベターではないかと考えています。

村上のりあつ【衆議院】大阪府第1区総支部長
大阪生まれ、大阪育ち。 同志社大学卒業後は主に東京で仕事をし、アメリカのイェール大学では経営学を学びました。 コンサルティング会社、グローバル企業であるロイター通信やフォード自動車等では人事の責任者として経験を積み、長年ビジネススクールの講師も務めております。 グローバルと日本の両方の経験を、是非とも大阪の皆さんとともに国政に活かしたい、その思いでいっぱいです。

こどもは社会で育てる!” に対して 5 件のコメントがあります

  1. 矢野洋子 より:

    「泣いている子供がいるなら、世界の誰が助けたっていいじゃないか」というコピーで子供の援助のNGOに寄付を始めましたが、助かる子供は減るどころか増加の一途をたどっています。
    今回のアフリカ旱魃の犠牲者の単位は、天文学的数字で、呆然とたたずむのみです。
    「それは国連の仕事だ」「外国の面倒までみきれん」と切ってしまえば簡単なのでしょうが。
    世界の子供は世界中が育てるもの!とも言えませんか?

    1. admin より:

      いや、おっしゃる通り。ODAや人的支援などでしっかりと支えていくことが必要かと思います。国内外ともに必要ですね。

      一方で、限られた財源の中でやらなければいけないのに、国内でさえ覚束ない状況です。さらに諸外国の場合、その国の政治が独裁で富を政権が独り占めしている、など内政の問題もあります。外国が援助を出してもその資源はどこに行っているか分からない。国連などが口を挟み過ぎると、内政干渉になるし。これは本当に、国内の子供育てよりもはるかに難しい問題だと思います。でも、日本が率先して取り組んでいくべき課題だと思います。

  2. 矢野洋子 より:

    書き間違いです。
    助かる子供は増えるどころか、助からない子供が増加の一途
    でした。
    申し訳ございません。

    1. admin より:

      元の文章に返信しときました。

      1. 矢野洋子 より:

        おおきに!

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